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Kanon Short Story #7
プールに行こう Episode 2

 6時間目、ホームルームと終わったところで、名雪が例によって嬉しそうに俺の所にやってきた。
「祐一、放課後だよっ」
「おう、そうだな」
 俺は頷いてから訊ねた。
「ところで名雪、今日も部活か?」
「え? うん、そうだけど」
 こくりと頷く名雪。
「そうか。俺は商店街に寄っていくつもりだ」
「あ、そうなんだ。わたし、明日は休みなんだけどなぁ」
 名雪は残念そうに言った。俺は立ち上がる。
「じゃあ、また明日な」
「同じ家に住んでるよっ」
 それもそうだった。
「ま、ともかく俺は帰るわ。止めるなよ」
「うん、止めないよ」
「……張り合いがないな。たまには「祐一、わたしを置いて行っちゃいやだよ〜」くらいのセリフはないのか?」
 俺がそう言うと、名雪はかぁっと赤くなって俯いた。
「そんなの恥ずかしくて言えないよ〜」
「ま、いいけど。それより時間はいいのか?」
「えっ? あ、いけない」
 黒板の上にかかっている時計を見て、名雪は慌てて自分の席に戻ると、鞄を取った。
「それじゃ、わたしは部活に行くね」
「おう。俺は商店街に……」
「それは聞いたよ〜」
 笑いながら、名雪は教室を出ていった。
「さて、と。俺も帰るか」
 誰にともなく呟いて、俺も教室を後にした。

 ゲーセンでしばらく時間を潰して、外に出てくると、夕日が街を赤く染めていた。
「ありゃ。思ったよりも時間たったなぁ」
 呟きながら足を進めようとしたところで、見慣れた小柄な姿を見かけた。
「よう、なにしてるんだ?」
「わぁっ!」
 そいつは俺が声を掛けると大げさに驚いて飛び退いた。
「な、な、なにようっ!!」
「なにって、声をかけただけなんだが……」
 俺がそう言うと、そいつは腕組みして膨れた。
「突然声かけないでよぉっ。びっくりしたじゃない」
「なんかやましいことでもしてたのか?」
「するわけないっクション」
「お、またマコピー語か?」
「違うわよっ。誰かに噂されてるのよ、きっと」
 そいつ――自称記憶喪失少女の沢渡真琴は鼻をさすりながら答えた。
 その頭の上には、子猫のぴろが乗っているのもおなじみな光景だ。
「で、どうしたんだ?」
「えっ? あ、うん……」
 真琴は視線を元の方向に戻した。そこは肉まんを売っていたところ……だったのだが、さすがにこの暑さでは売っておらず、その代わりにかき氷を売っていた。
「ほう、肉まんが売ってないのでがっかりしていたのか」
「あうーっ」
 なんだか知らないが落ち込む真琴。
「しょうがねぇなぁ。スーパーで冷凍肉まん買って帰るか?」
「あれ、美味しくないから嫌」
「何をグルメしてんだ、おめぇは」
 頭を叩こうと思ったがぴろが乗っているのでデコピンに変更する。
 ピシッ
「あいたぁっ! なにするのようっ!!」
 くってかかろうとする真琴のおでこを片手で押さえる。こうするとリーチの差で真琴の攻撃は俺には当たらないのだ。現に今も、真琴は両手をブンブン回しているが全然当たらずに風がくるだけだ。
「あ〜、涼しい。よし、お前を人間扇風機と命名してやろう」
「そんなのいらないわようっ」
 とうとう諦めて、はぁはぁと荒い息を付きながら、真琴は俺を睨んだ。その頭の上のぴろはというと、平和そうに「うなぁ〜」とあくびしているが。
「ともかく、この暑さじゃ肉まんなんて売ってねぇ。冷凍か、さもなくば諦めろ」
「あうーーーーーっっ」
 いつもより余計に困っております、という感じで真琴はふらふらと揺れ始めた。
 ……揺れ始めた?
 疑問に感じる暇もなく、そのままばたっと倒れかかる真琴。
「おわっ!」
 俺はとっさにその体を受け止めた。それからはっとして左右を見回す。
 案の定、いつの間にか周りには人だかりが出来ていた。しかも、俺に非難の視線が突き刺さっている。
 くっそぉ、これじゃ俺が悪者じゃないか。
 やむを得まい。
 俺は真琴を背中に担ぎ上げた。
 しかし、世話を掛けさせてくれる奴だな、まったく。
 俺の思いに応えるように、いつの間にか真琴の頭から飛び降りていたぴろが、俺の足に体をすりつけて「うなぁ〜」と鳴いた。

「ただいまぁ」
「あら、お帰りなさい」
 俺が玄関を開けると、ちょうどリビングから出てきた秋子さんが、俺と背中の真琴を見て訪ねた。
「どうしたの、真琴?」
「帰りに商店街で会ったんですけど、いきなり倒れたんですよ。とりあえず部屋に運んでおきます」
 そう言って、俺は真琴を背負ったまま階段を上がった。秋子さんも後から付いてくる。
 真琴の部屋に入ると、布団の上に真琴を寝かせる。秋子さんはその額に手を当てて、それから自分の額に手を当てる。
「うん、ちょっと熱があるかしら」
「風邪でも引いたのか?」
「今日は暑かったから、多分熱射病だと思うわ」
 そう言って、秋子さんは立ち上がった。
「祐一さん、真琴のことは任せておいて、着替えていらっしゃい」
「それじゃ、お願いします」
 俺は頭を下げて、真琴の部屋を出た。ドアを閉めたところでプールのことを思い出したが、名雪が帰ってきたら話すだろうと思って、そのまま自分の部屋に入る。

 とりあえず、クローゼットの奧にしまい込んでいたTシャツを出して着替えると、俺は真琴の部屋をノックした。
「はぁい」
 秋子さんの声がしたので、俺はドアを開けた。
「何か手伝うことでもあります?」
「大丈夫よ」
 真琴の枕元で濡れタオルを絞っていた秋子さんは、そう答えるとタオルを真琴の額に乗せた。
 ぴろが心配そうに真琴の顔をのぞき込んでいる。
「あう〜〜っ、肉まん……」
 ……寝言が出るなら、まぁ大丈夫だろう。
「それじゃ、俺リビングにいますから、何か用があったら声かけてください」
「ええ、ありがとう」
 俺はドアを閉めると、階段を下りた。そしてリビングのドアを開ける。
「あっ、祐一君、お帰り」
「さて、テレビでも見るかな」
 ソファに座ると、テレビのリモコンを手にして新聞を探す。
 お、あったあった。なにか面白い番組は……と。
「いかん、この時間帯はニュースしかやってないじゃないか」
「うん、そうだよ」
「しょうがない。今日のところは部屋で雑誌でも読むか」
「……うぐぅ、無視しないでよぉ」
 立ち上がって、リビングを出ていこうとした俺を、あゆが涙目になって引き留めた。
「おっ、あゆ、いつからそこにいたんだ?」
「最初からずっといたもんっ!」
「悪い悪い。全然まったくこれっぽっちも気付かなかった」
 そう言うと、あゆは拗ねた。
「うぐぅ……、意地悪」
「判った判った。で、なんでお前がここにいるんだ? 大体予想は付くけどな」
「学校の帰りにここの前を通ったら、秋子さんにお茶に誘われたんだよ」
 にこにこしながら予想通りの返事をするあゆ。俺は額に手を当てた。
「秋子さんも人がいいなぁ」
「うん。ボク、秋子さんのこと大好きだよ」
 嬉しそうに言うあゆ。
 そうだ、あゆも誘ってみるかな。
「なぁ、あゆ。涼しいところに行かないか?」
「えっ? ボクを誘ってくれるの?」
「ああ。暑いからなぁ」
「行く、行くよっ」
 ぽんと手を合わせて言うあゆ。俺は大きく頷いた。
「よし。いや、実は来週からスプラッタムービーのオールナイトロードショーを駅前の映画館でやるんだって……、おいあゆ、どこに行く?」
「ボク、用事があるから帰るねっ!」
 慌てて立ち上がろうとするあゆ。俺はその肩を掴んで止めた。
「こら待てっ、あゆ」
「うぐぅっ、いやいやいやぁ〜〜、ボク怖いの駄目だって知ってるくせにぃ〜」
 じたばたするあゆ。
「まぁまぁ」
「いやだぁ〜」
 ガコッ
 振り回したあゆの拳がたまたま俺のあごにヒットした。次の瞬間、あゆのデンプシーロールに巻き込まれる俺。
 バコッ、ボコッ、バキッ、メキョッ、グシャッ
「……あ、あれ、ボクどうして……?」
 我に返ったあゆが、足下に転がる俺に気付いて、慌ててかがみ込む。
「わぁっ、祐一君っ! どうしたのっ?」
「……あゆ、やっぱりお前男の子……」
 めきょ
「うるさいっ! ボクだって気にしてるのにっ」
 最後にエルボードロップを食らって、俺は轟沈した。

「祐一が悪い」
 夕食の席で、部活から帰ってきた名雪は、話を聞くと速攻で俺に言った。
「そうだよね。名雪さんもそう思うよねっ」
 うんうんと頷くあゆ。
「だからって、23発も殴った上に最後は鳩尾にエルボードロップはないだろう? 冗談抜きにあの世が見えたぞ」
 俺は仏頂面でしば漬けを囓る。
「まぁまぁ。お味噌汁どうぞ」
 秋子さんは笑顔で俺に味噌汁を差し出した。俺はそれを受け取りながら訊ねた。
「ども。で、真琴の容態は?」
「ええ、もう熱も引いてますよ。やっぱり熱射病だったみたい」
「え? 真琴がどうかしたの?」
 名雪に聞かれて、俺は簡単に説明した。
「かくかくしかじかだ」
「わぁっ、それじゃわかんないよぉっ」
「しょうがない奴だな」
「秋子さん、ボクご飯お代わり」
「はいはい」
 相変わらず遠慮なくお代わりするあゆ。
「お前もちょっとは遠慮しろよなぁ」
「あら、遠慮しなくもいいのよ」
 あっさり俺の言葉を撤回する秋子さん。思わず涙する俺。
「秋子さん……」
「あっ、そうだ。祐一、お母さんにもうあのことは話したの?」
 名雪が割り込んできた。ちなみに真琴のことは忘れているらしい。名雪に3秒で忘れられるとは、真琴も不憫な奴だ。
 俺は少し考えてから聞き返した。
「あのことって? 名雪がこないだ酔っぱらって裸踊りしたことか?」
「わぁっ! な、なんてこと言うんだよっ!!」
 かぁっと真っ赤になって慌てる名雪。
 秋子さんがため息を付きながら言う。
「名雪、正体が無くなるまで飲むのは、あんまりいい飲み方じゃないわよ」
「お母さんまでっ、違うよっ! わたしお酒なんて飲んでないもん」
 あ、拗ねた。
「秋子さん、このお味噌汁美味しいねっ」
 一方、あゆはというとマイペースだった。
「まぁ、嬉しいわ。お代わりもあるわよ」
 秋子さんもマイペースだった。
 名雪がため息混じりに俺に言った。
「そうじゃなくって! 日曜のことだよっ」
「ああ、涼しいところに行く件か」
「ごちそうさまっ!」
 がたんと椅子を蹴飛ばすように立ち上がるあゆ。それは秋子さんが謎のジャムを出したときの名雪の反応を彷彿とさせた。
「あらあら、もういいの?」
「う、うん。それじゃボクっ!」
「どうした、あゆ? プールに行こうかって話だぞ?」
 俺が声を掛けると、あゆの動きがピタリと止まった。ぎぎぃっと音がしそうな感じでこっちに顔を向ける。
「……プ、プール?」
「うん。学校の先輩が誘ってくれたんだよ」
 名雪がにこにこしながら言った。あゆは全身の力を抜いて椅子に座り込むと、涙目で俺を睨む。
「うぐぅ……、いじわる」
「ホントに意地悪だよね」
「祐一さん、意地悪はいけませんよ」
 ……俺が悪いのかっ?
 と叫ぼうかとも思ったが、多分全員に頷かれるのがオチだと思ったのでやめておく。
 幸い、名雪が話を逸らしてくれた。
「それよりも、お母さんも行かない? 先輩、お母さんも誘ってもいいって」
「まぁ、そうなの? それじゃ私もお邪魔しようかしら」
「うんうん」
 嬉しそうに頷く名雪。
 俺はあゆの方に視線を向けた。
「で、あゆはどうする?」
「ボク? うーん……」
 何故か俯いて考え込んでいるあゆ。俺はその頭をぽくぽくと叩いた。
「どうした? 泳ぎは得意だろ?」
「う、うん……」
 そう言って、なぜかちらちらと名雪の方を見るあゆ。
「……?」
「ボク……、うぐぅ……」
 ややあって、何故か涙目になっている。
 うーむ。なぜだろう?
 そう思ってよくよくあゆを観察していると、どうやら名雪の胸のあたりを見ているらしい。
 ははぁ。そういうことか。
 俺はぽんとあゆの頭に手を置いて、優しく言った。
「あゆ、背が低くて胸が無くて男の子に間違われそうな事を気にしているんなら心配すんがぁっ!」
「ボク、そんなこと全然気にしてなんかないよっ! 祐一君のばかぁっ!! うぐぅ〜っ」
 あゆはそのまま部屋を飛び出していってしまった。
 俺があゆにしたたか踏みつけられた足をさすっていると、名雪がじろっと俺を睨む。
「無神経」
「俺かっ? 俺が悪いのかっ!?」
 こくりと、名雪のみならず秋子さんまで頷いた。うーむ。
「後で、あゆちゃんにはちゃんと謝っておいてくださいね」
 秋子さんに釘を刺されて、俺は頷いた。
「判りました。確かに今のは言い過ぎでした」
「判ればいいんですよ」
 そう言って、秋子さんは微笑んだ。それから名雪に尋ねる。
「真琴も連れて行っていいのかしら?」
「うん、大丈夫だよ。……あ、そういえば真琴は?」
「だから、かくかくしかじかで……」
「もうっ。祐一、それじゃわかんないってば」
 と、秋子さんがリビングの入り口に視線を向けた。
「あら、もういいの?」
 俺達もそっちを見ると、見慣れてしまった栗色の髪の毛が翻るのが一瞬だけ見えた。
「こら、真琴。逃げるな」
「べ、別に立ち聞きしてたわけじゃないわよっ。通りがかり、そう、通りがかりなのよっ!」
 ひょこっと顔を出すと、そうまくし立てる真琴。俺は呆れて言った。
「誰もそんなこと聞いてないって」
「えっ? そ、そうだったの?」
「あらあら、お腹空いたでしょう? ちょっと待ってね。準備するから」
 秋子さんが立ち上がって、キッチンに消える。真琴は嬉しそうにとてとてっとやってくると、いつもの自分の席に着いた。
「わぁい。お腹ぺこぺこなのよ〜」
「ときに、だ」
 俺は真琴に尋ねた。
「お前、泳げるのか?」
「泳げるわよっ!」
 なぜか妙に力を込めて反論されてしまった。俺は頷いた。
「よし、それじゃ真琴も日曜はプールだな」
「プール? ……ぴろも連れていっていい?」
「うん、いいよ」
 即答する名雪。俺は慌てて制した。
「待て! ここの市民プールは猫を連れて入ってもいいのかっ!?」
「だって、ねこ〜」
「ねこ〜、じゃないだろう!」
「……祐一、やっぱり本当に意地悪だよ」
「ええい、拗ねるなっ! とにかく、ぴろは留守番だっ!」
「じゃ行かない」
「おまえなぁ……」
「まぁまぁ」
 秋子さんがキッチンから戻ってくると、仲裁に入った。
「名雪、明日、その先輩に聞いてみなさい。猫を連れていっていいですかって」
「聞くまでもなく、いいわけないですよ……」
「わかんないよ、そんなことっ!」
 名雪が意地になったように言う。こいつ、本当に猫が絡むとキャラクター変わるな。
「まぁいいや。それじゃぴろが行けるなら真琴はオッケイ、と。ごちそうさま。部屋に戻ってます」
 俺は立ち上がった。

 トントントン
 階段を上がって、自分の部屋に入ると、むわっと暑かった。
「……ぐわっ」
 慌てて窓を開けると、ベランダに小さな影が佇んでいた。
「あ、祐一君……」
「よぉ」
 俺はベランダに出ると、ひとつ伸びをした。
「冬なら3分と保たないが、この暑さだとベランダでもちょうどいいなぁ」
 既に外は真っ暗で、空には星が瞬いていた。
「……」
 黙って、ベランダの桟に手をかけ、空を見上げるあゆ。
 俺はその隣に歩み寄ると、あゆの頭にぽんと手を乗せた。
「祐一君……。……ごめんね」
 あゆは、空を見上げたまま、ぽつりとそれだけ言った。
「え?」
 さて、どうやって謝ろうと思ったところで逆に謝られたので、俺は一瞬虚を突かれて黙り込んだ。
 と、あゆは俺の方に視線を向けた。その表情はいつもの明るい笑顔に戻っていた。
「楽しみだね、日曜日」
「……そうだな」
 俺は頷いた。
「ボク、泳ぎは得意なんだ」
「水の抵抗も少なそうだしな」
「うぐぅ……。あっ!」
 不意に、あゆは俺の顔をのぞき込む。
「そういえば、大丈夫?」
「何がだ?」
「だって、確か祐一君って、高所恐怖症なんだよね?」
 ……言われるまで忘れていたっ!

 その後、俺はベランダの桟にしがみついているところを真琴に見られて散々ばかにされた後、やっと名雪に救出してもらった。
 ……我が人生最大の汚点である。

Fortsetzung folgt

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あとがき
 というわけで、中編です。……おかしいな。もともと前後編全2話の予定だったのに、まだプールにも行ってないじゃないか。うぐぅ。
 さて、次回こそいよいよプールへ……といきたいところですが……。
 ここで、緊急企画ですっ!
 題して「Kanonの女の子達にはどんな水着が似合うでしょうか?」
 読んで字の通り、この後みんなでプールに行くわけですが、その時のみじゅぎを募集します。
 今のところ、このプール行きに参加するメンツは、名雪、あゆ、栞、真琴、舞、佐祐理さん、美汐、香里、秋子さんですんで、この9人のみじゅぎはどんなのがいいか、是非ご意見をお聞かせ下さい。「あゆはスクール水着でないと駄目だ」とか「名雪にはワンピース(白)以外不許可」といった意見でも構いません。いや、採用するかどうかはまた別問題ですが。
 この企画は掲示板、またはメールで受付させていただきます。受付期間は、プールSSが実際に発表されるまで、とします。また、結果はSSの発表をもって代えさせていただきます(笑)

 ではでは。

 プールへ行こう Episode 2 99/6/15 Up 99/6/21 Update