新世紀桜に浪漫の嵐!?

 

第五話 「大騒ぎの後で」 

 

written by tatsu 2号機


 

「!!大変だリリス!!!」

 

「・・・・・どうしたの?そんなに慌てて・・・?」

 

「シンジ君が僕たちにもの凄い誤解を持ったみたいなんだよ!」

 

「!!どういうことなの!?」

 

レイが珍しく声を大きくしてカヲルに聞いた(100tハンマーを持って)

 

「僕の時間軸の形成のミスと君が、『私と碇君は一緒なの』とか言って容姿を君に似せたことにだよ・・・・・・・・・・・

そのことにシンジ君はかなりの誤解を持ったらしいね。

・・・・・・でもいいのさ!!愛には障害があった方が燃え上がるからね。」

 

問題ないわ。だって、碇君だもの・・・・(ニヤリ)」

 

「・・・リリス・・・・・その笑い方は好意に値しないね・・・・怖いってことさ・・・(汗)」

 

 

そのとき・・・・・・彼らは気づいていなかった。

彼らの背後に凄まじい真紅のオーラを放っている少女がいた事を・・・・・・・・・・

 

 

 

綾波さんは何か良からぬことを企んでいるみたいです・・・・・・シンジ君の身が心配になってきました。

大正時代にタイムスリップしてしまった彼の様子は・・・・・いきなり酷い目にあったみたいですね。

彼には、女難の相がでているみたいです(汗)

 

 

 

 

・・・・・・う〜〜〜ん・・・・・・・

なんだ・・・・騒がしいな・・・・・・・何だ?

俺は騒ぎが止んだ頃にしっかりと目が覚めた・・・・・どうやら俺は気絶していたようだな・・・・・不覚・・・

 

隣には何故かアイリスが気絶していた。

いつのまにこの部屋に入ったんだ・・・・・・・って、この惨状を見ればわかるか。

シンジ君が壁に半身を縫いつけられたまま気絶していた・・・・・

近くにはタライがガラガラとやかましく音を立てている。

 

なぜ!?

 

まあ、とにかくアイリスが力を使ったのは間違いないみたいだな、この医務室の崩壊具合をみると・・・(汗)

 

「アイリス、大丈夫かい?」

 

とにかく、二人に何があったか聞かなければいけないし・・・・このままにしておくのもいけないしな。

 

「・・・・・・う・・・・・あれぇ、おにいちゃん?」

 

「気がついたかい?アイリス・・・・・・・ところで、一体何があったんだい?」

 

「うっ・・・・・うえぇ〜〜〜〜〜〜〜」

 

急にアイリスが泣き出して、俺に飛びついてきた・・・・・本当に何があったんだ?

 

「よかった〜〜〜〜〜あのお姉ちゃんにお兄ちゃんがやられちゃったのかと思っちゃったよ〜〜〜〜」

 

「ははは・・・・アイリス、そう簡単に俺は殺されないぞ。」

 

どうやら、俺が気絶している間にシンジ君が犠牲になったみたいだな・・・・気の毒に。

 

「うっ・・・ひっく、グスッ・・・・」

 

俺はアイリスを泣きやむようになだめていると、シンジ君が目が覚めたようだ。

 

「・・・・・うっ、う〜〜〜〜〜ん・・・・・・」

 

頭を抱えている・・・・まあ、無理もないだろう。

この部屋の変形っぷりは・・・・・そうとう叩き付けられたみたいだな、いろいろに・・・

それよりも、これだけ叩き付けられて特に大きなケガがないって・・・・・まあ、これも一種の才能だな。

 

「大丈夫かい?シンジ君・・・」

 

「はい、何とか大丈夫ですが・・・・・・あの女の子は大丈夫でしたか?」

 

自分の体よりもアイリスの心配をするとは・・・・なかなかの好人物だ。

しかし、アイリスの霊力を浴びていながらどうやって気絶させることができたんだ?

 

「ごめんなさい!!アイリス、お兄ちゃんが殺されちゃったって勘違いしちゃって・・・」

 

「いや、僕も気を失わせちゃってごめんね。それよりも、なんで大神さんは気絶してたんですか?」

 

椿ちゃんを骨抜きにしたあの満開の花が咲き誇るような微笑みを浮かべつつ俺達に聞いてきた・・・・・アイリスは顔を赤くしている・・・・・無理も無い。

 

それにしても覚えてないのか!?

あれだけの大声で叫んでいて・・・・・・・・・

 

 

「君の大声のせいだよ・・・・・」

大神は少し呆れて力無くそう言った。

「あっ、すいません・・・・さっきから驚いてばっかりで・・・・」

「それはそうと、何をそんなに驚いてるの?」

アイリスがシンジ君に質問している。

たしかに彼はさっきから驚いてばかりだ。

「ははは・・・・・聞かないでください・・・(疲)」

 

シンジさんは乾いた笑いでこたえてくれた・・・・・よっぽどのことなんだな。

 

「ところでお兄ちゃん、米田のおじちゃんが探してたけど・・・・・・・どうかしたの?」

「米田支配人が?・・・・・・・・・あっ!もう、十二時を十分も過ぎてるじゃないか!!」

俺は半壊しているがなんとか動いている壁掛け時計を見て思わず大きな声で言ってしまった。

「あと、お姉ちゃんも一緒に来るように来るように言ってたよ。」

「えっ!?支配人はシンジ君も呼んでいたのかい?」

大神はまさかシンジが呼ばれるとは考えてなかったので少し驚いた。

「ところで、お姉ちゃん・・・・・・・・」

アイリスはシンジにすこし気まずそうに話し掛けた。

シンジはお姉ちゃんという単語を聞いてあたりを確認したが・・・・・・それが自分に向けられていることを知ると

深いため息を吐いた。

「・・・・・やっぱり、アイリスのことをゆるしてくれないんだね・・・・・・」

それをアイリスは拒絶と勘違いしたらしく、今にも泣き出しそうな表情でそう呟いた。

「あっ、違うよ!怪我だって大したことないんだし全然気にしてないよ。」

「本当!良かった〜。じゃぁ、お姉ちゃんのことをシンジって呼んでいい?」

アイリスは可愛らしい笑みを浮かべてシンジに言った・・・・・

 

「ああ、別に構わないよ。」

 

シンジは『お姉ちゃん』と呼ばれるたびに、何かぶつぶつと言っていたが(汗)

 

「アイリス、シンジ君は男の子だよ・・・・・・・間違えるのも無理無いけどね。」

 

「うっそ〜〜〜!!・・・・・・本当なのお兄ちゃん!?」

「そうだよ。じゃ改めて自己紹介するね。僕は碇シンジ、君は?」

「アイリスだよ。そして、これがお友達のジャンポール♪」

「うん、よろしくね、アイリスちゃん。」

「もぉ〜、アイリスでいいよ。」

「じゃあ、自己紹介も済んみたいだからシンジ君も支配人室に来てくれないか?」

「じゃあ、アイリスが支配人室までつれていってあげる〜♪」

「ははは、じゃあよろしく頼むよアイリス。」

大神達は楽しく会話しながら支配人室に向かった・・・・・・・・かのように思われた。

 

 

 

 

 

 

 

その二十分後、支配人室

「遅い・・・・・・・・何やってるんだ大神わ〜〜〜〜〜〜〜!!」

そこには約束の時間より三十分も待たされている米田がいた。

「まったく、あいつは何時から返事だけの男になっちまったんだ・・・・・・」

米田はいつも机の上においてある酒にとは違う酒に手を伸ばした。

そしてそれを一気にラッパ飲みし・・・・・・・バタッと机に突っ伏した。

酒のラベルには【銘酒・地獄車(アルコール度数60%)とあった。

 

誰が飲むんだよそんな酒(汗) by 作者

 

どうやら、予想とは違う酒を取ってしまったようだ。

静かになった支配人室を大神たちが訪れたのはその三分後の事だった。

 

 

 

 

 

 

第六話に続く


 

あとがき

 

一ヶ月以上更新をストップしていました、申し訳ないです。

夏休み課外や部活の大会予選や合宿などがあってかなり忙しかったのです〜(言い訳)

しかも、かなり文章が中途半端な上にまとまりが無くなってしまいました。

やはり、文章は一気に書き上げた方がまとまりが良いですね。

 

では、次回も頑張りますのでよろしくお願いします。

 

 

アイリス(ねーねーシンジ〜、なんでこんなにお話の進行が遅いの?)

シンジ(それはね、作者がギターって趣味を持ってるから・・・・だろうね。)

レイ(そうね、八月の予定だけでも・・・・・・夏の課外授業の後半と、それに部活、ライブに向けての練習・・・・・)

アイリス(そうなんだ〜、作者ってギターが弾けたんだ・・・・・・上手なの?)

作者(いえいえ、全然上手じゃないですが・・・・・・頑張りますよ!!)

カヲル(まぁ、大勢の人の前で恥をかくような演奏に鳴らない事を祈っているよ)

作者(・・・・・・その言葉、深く心に刻んでおくよ・・・・・)

さくら(・・・・・・・・・・・・)