新世紀桜に浪漫の嵐!?
第一話 「シンジ?襲来。」
written by tatsu2号機
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僕は綾波達に頼んで、第十八使徒リリンの完全体となってサードインパクトを回避するために過去へ戻りました。
たとえ、性別を変えることが出来ようが別に変える必要も無いしね。
そして、二人がアノ事を言った後にまばゆい光につつまれた・・・・・
・・・そこまでは覚えてるよ、けどね。
何で今僕はスカイダイビングしているの?(パラシュート・命綱無し)
なぜそっと地上に降ろしてはくれなかったの・・・・・・綾波・・・・・カヲル君。(やっぱり、僕は要らない子供なんだ・・・・)
ああ・・・・・時が見えるよ・・・・・・(泣)
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・
ドカ〜〜〜ン!!
「リリス・・・・・座標を間違えたの君だろう。」
「もっ、問題ないわ。」
「大有りだと思うね・・・おかげでシンジ君ちょっと錯乱していたしね・・・・(汗)」
さてさて、着地は失敗したみたいですが過去への帰還に成功したらしい碇シンジ君、これからが更なる舞台の始まりです!
どうなることやら・・・・・・・
シンジ落下の十分前
東京、銀座の大通りに他の建物より一際モダンな雰囲気の劇場で・・・
「ねえねえ、さくらぁ・・・ほんと〜に今日お兄ちゃんが帰ってくるんだよね!」
熊のぬいぐるみを抱いた金髪のかわいいらしい少女が、桜色の着物に、紅い袴をはき
長い黒髪を、大きな赤いリボンでポニーテールにしてある美少女にはなしかけている。
「ふふっ・・・・アイリスったらさっきからそればっかり言っているわよ〜」
「だって〜、アイリスと〜〜〜〜〜っても嬉しいんだもん!」
「そうよね・・・・大神さんが一年ぶりに帝都へ帰ってくるのですものね。」
金髪の元気そうな少女・・・・・イリス=シャトーブリアン(愛称アイリス)、黒髪の美少女・・・・・真宮寺さくらは、何やら歓迎会らしいもの
の準備をしているようだ。
おそらく、さくらの話し中に出ていた『大神』という人物のためだろう。
「ねえさくら、何時頃お兄ちゃんはここに帰ってくるのかなぁ?」
「さあ・・・・私も詳しいことは知らないのよ・・・・じゃあ、今から米田支配人に聴いてみましょう。」
「うん、米田のおじちゃんなら知ってるよね!」
そういうと、さくらたちは支配人室に向かった。
支配人室
コンコン
支配人室のドアをさくらは軽くノックした。
しかし、誰の返事も無い・・・・
「あら・・・支配人、今日はお出かけだったかしら?」
さくらが小首を傾げて悩んでいる・・・・・
「もしかしたら、お兄ちゃんを迎えに行ったのかも?」
アイリスがそう言った。
「それはないと思うわよ、だって大神さんを迎えに行く時は皆でって言っていたじゃない。」
「おじちゃんの事だから、きっとアイリス達を驚かせようとしてるんだよ」
「そうね・・・・・準備も一通り終わったことだし、ちょっと探しにいってみる?」
「さんせ〜い」
そしてさくら達は大神たちを探しに出た。
大正十四年、春 帝都の空は蒼く澄み渡っていた。
シンジ落下五分前、とある屋形船
「いや〜、満開の桜が無事で良かった。昨日の荒らしが嘘みてえだな!なぁ、大神よ。」
だいぶ酒を飲んでいるのだろう、顔を真っ赤にした中年の男性が豪華な料理を挟んだ青年にむかって話かけている。
しかし、口調は楽しげで自分の息子にはなしかけるようだった。
「はい。米田長官もお変わり無く元気そうで安心しました。」
海軍の真っ白な制服をきちっと着ている青年がそう答えた。
そう、この青年こそが先の蜘蛛之巣会の悪しき野望をうち砕いた帝國歌劇団・花組隊長の大神一郎その人だった。
その戦いの後に海外に遠征に行って来たのだが任期が終了してこの帝都東京に帰ってきたのだ。
「まったく・・・・固っ苦しいところはやっぱり変わってねぇか。まあ、それがお前の良いところでもあるしな。まあ、いい顔になって帰ってきたな!」
「はあ・・・・・」
大神は、目の前の酔っぱらいの言いように苦笑した。
「自分も今回の遠征で結構もまれましたからね・・・・・・久々の海が懐かしく感じました。」
「そうか!そいつはよかったなぁ・・・・。ところで大神、お前をここに呼んだのは他でもねぇ。」
「????」
大神はわからないと言った顔で米田の話を聞いていた・・・・・ちょっとマヌケである(笑)
「戻ってこい、帝劇へ」
「えっ・・・・しかし自分は現在海軍に所属している身ですが・・・?」
残念そうに大神がそういうと、米田はニヤっと笑って
「そういうことなら心配ねぇ・・・、本日12時付けでお前は帝國歌劇団・花組隊長に配属だ。海軍の方とはもう話は付いてるよ。」
米田が『してやったり!』といった表情で言って酒を煽った・・・・・。
呆気にとられていた大神も再起動を果たして、
「本当ですか!!長官」
大神は身を乗り出して米田に飛びつくように言った・・・・
米田はその大神の勢いに引いてしまったが、たまらず豪快に笑ってしまった。
「ちょ、長官・・・・何もそんなに笑わなくても良いじゃないですか!」
照れ隠しだろう・・・・・・・大神が大声で言った。
「ひゃははははは・・・・・ひ〜、すまんすまん、あんまりにお前がおかしくてなぁ。あと、帝劇に戻って来るんなら『長官』じゃなくて『支配人』って呼べ!」
その刹那・・・・・・・・・
ドカ〜〜〜ン!!
という大地を揺るがすような爆音が帝都に響いた。
「なんだぁ! どっかで花火でも上げてやがるのかぁ!?」
米田がそう叫ぶように言った。しかし、まだ午前中である。こんな時間に花火を上げる酔狂な輩は帝都には居ないだろう。
「いったい何が起こったのでしょうか?」
大神が厳しい表情で言った・・・・
「さあな・・・・ただ事じゃねえことは確かだな」
米田も先ほどの酔っぱらいの雰囲気はみじんも感じられない・・・・・鋭い目で音のした方を睨んでいた。
「・・・・・とにかく、音のした現場に向かいましょう」
「そうだな・・・・、もしかしたらさくら達が向かってるかもしれんからな」
同時刻、さくら、アイリスの二人は
「な、なに〜!!今のおっきな音〜」
アイリスが泣き出しそうに熊のヌイグルミのジャンポールを強く抱きしめながらさくらに言った
「わからないわ・・・・でも、妖気は感じない・・・(でもこの圧倒的な霊気は何?)」
さくらが、腰に差している『霊剣荒鷹』に手を掛けている。
「この近くから音がしたわ・・・・もしかしたら何か事件が起こったのかも・・・・・」
「えぇっ!! じゃあ、怪我をした人がいるかもしれないよぉ・・・・助けにいかなきゃぁ・・・・・」
「そうね、行ってみましょう!でも、危ないと思ったら無理をしないようにね。」
さくらはアイリスに優しく言った・・・過去にアイリスはその自らの大きすぎる『力』で暴走したことがあるからだ・・・・
「うん、それじゃあ行ってみよ〜」
さくらとアイリスはその爆音の現場へと走っていった。
第二話に続くかなぁ〜
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あとがき
何とか第一話を書き上げました・・・・・
こんな力量不足丸出しの作品を読んで頂いてありがとうございますです!
こらから精進していこうと思いますので、どうか次も広い心で見てやってください(笑)。