しかし、宇宙では地上とは別の脅威があった。
『レベリオン』と呼ばれる未知の生命体。
『レベリオン』とは人類への反逆者たるモノという意味である。
宇宙艦隊を十分で沈めるほどの『レベリオン』たちの異能力。
それは人間の知らない未知のエネルギー、『マナ』を使った魔法のような力。
『呪殺砲』と呼ばれるそれは、人間の脅威となるにふさわしい力だった。
人間がこの『レベリオン』に対抗しうる力を得たとき、この悲劇の幕が上がった。
『レベリオン』に対抗しうる力、それは・・・・・・・・。
knight of liberty
〜縛られし自由騎士〜
prologue
〜対抗しうる、ニンゲン〜
試験管の中で、少年が漂っている。
その少年は偽りの記憶を見続けている。
二十一世紀初頭の、平和な世界を。
少年は、生物兵器であり、ニンゲンではない。
人類ではある。が、ニンゲンではないのだ。
彼こそがこの悲劇の主人公、兵器名『Hope of liberty』。
人類の身勝手な自由へのキボウ。
偽りの記憶の中では『相楽 龍一』と呼ばれていた。
リュウイチの悲劇、人類の滅亡へのカウントダウン。
この二つの事象の鍵は、独立軍事国家『ヴァルキュリアス』総司令、
『ルイン・ヴァンフェルト』が握っているのだ。
人類存亡と宇宙の未来を賭けた闘いが始まる。
そして、その影に隠された悲劇も・・・・・。
続く
次回予告
ついに目覚めたリュウイチ。
しかし本当のことは告げられず、表向きは時空放浪者、
裏では兵器として考えられてゆく。
そして、初めての『レベリオン』との闘いに挑む!
Knight of liberty 第1話
『時空放浪兵器』
『負けられないんだ!喰らえ!クリムゾォォォォン!!!』
次なる悲劇は、何を生むのか・・・・・・・。