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Kanon Short Story #14
プールに行こう4 アンケート結果発表(2001年10月10日版)

名雪「……くー」
祐一「寝るなっ!!」
 ぼかっ
名雪「う〜っ、頭が痛いよ〜」
あゆ「うぐぅ……。前回と同じ出だし……」
栞「そういうわけでっ、プールに行こう4最終回アンケートの集計結果発表です〜」
美汐「前回、2001年5月12日現在で、有効投票数は222票でした。それから2001年10月10日までに新しく投票された18票を加え、総計240票として再集計しています。投票してくださった皆さん、ありがとうございました」
祐一「さすが天野、おばさんくさいな」
美汐「……相沢さん、それも前回言いました」
祐一「うぐぅ……」
あゆ「うぐぅ、真似しないで……」
祐一「そうだな、うぐぅはお前のものだった」
あゆ「うぐぅ、知らないもんっ!」
名雪「祐一、あゆちゃんいじめたらダメだよ〜」
香里「はいはい。いいから、さっさと進めなさいよね」
祐一「それじゃ、前回と同じくこれから行こうか」



最優秀助演女優賞


栞「ちなみに前回は、天野さんがダントツの1位で、以下秋子さん、お姉ちゃん、倉田先輩の順でした」
あゆ「そうだったね」
祐一「今回は、こんな感じだ」

4位 水瀬秋子 26票
3位 美坂香里 32票
2位 倉田佐祐理 40票
1位 天野美汐 139票

あゆ「ちなみに、該当なしは3票だったよ」
真琴「えへへ〜っ、また美汐の勝ち〜〜っ!!」
美汐「恐れ入ります」
祐一「でも、前回に比べると、他の3人が票を伸ばして、その分天野の票が減ってるんだよな。前回は全体の7割以上取っていた天野の票は、今回は5割くらいに押さえられてたわけだし」
名雪「うん。きっと、お母さんや香里や佐祐理さんにも見せ場があったから、だよね?」
香里「ま、そんなものね」
佐祐理「はぇ〜、佐祐理が2位ですか〜?」
舞「おめでと……」
佐祐理「うんっ、ありがと、舞」
秋子「うふふふっ、若いっていいわね」
祐一「(小声で)おい、名雪。もしかして秋子さん、怒ってないか?」
名雪「(小声で)わかんないよ……」
秋子「ところで祐一さん、味見して欲しいじゃむが……」
祐一「(慌てて)そ、それはまた次の機会ということで、それじゃ次にいってみようっ!!」



一番割を食ってしまったヒロイン賞


あゆ「うぐぅ……」
栞「あ、ま、まだわかんないですよっ!」
あゆ「だって……」
祐一「ちなみに前回は、約5割近くの票を取って名雪が堂々のトップだったな」
名雪「うんっ。でも……うふふっ」
佐祐理「ちなみに後は栞さん、舞、真琴ちゃん、あゆちゃんの順番でした」
祐一「それじゃ、いってみよう!」
あゆ「うぐぅ……」

5位 水瀬名雪 11票
4位 沢渡真琴 27票
3位 川澄 舞 33票
2位 美坂 栞 34票
1位 月宮あゆ 106票

美汐「ちなみに、「該当なし」は29票あります」
祐一「なんだ、思ったよりもあゆの票が伸びてないな。5割越えてないじゃん」
あゆ「……」
祐一「どうした、あゆ? もしかして全然ショックを受けてないとか?」
あゆ「ぜんっぜんそんなことないよっ!! どうせボクは可哀想なヒロインだよっ! うぐぅ……」
美汐「前回と比べると、1位と5位がひっくり返ってますね」
香里「プール4だと名雪が一気に相沢くんの恋人として優遇されたものね。それにしても、あたしの栞がこの辺りにいるのはあまり納得出来ないけど」
美汐「真琴は前回と同じで第4位ですね。つまり、平均して扱いが悪くない、ということになるのでしょう」
真琴「あう……。それって、いいこと?」
美汐「はい」
真琴「わぁいっ、やったねっ! ぶいっ!」
舞「……私、泣いてしまうかもしれない」
佐祐理「大丈夫だよ、舞。佐祐理はちゃんとそばにいるよ」
舞「うん……」
祐一「さて、次はこれっ!!」



名雪が恋人は納得いくか?


名雪「うーっ。祐一〜、恥ずかしいよ……」
祐一「うるさいっ。俺だって恥ずかしいわいっ!!」
香里「はいはい。それじゃあたしが結果発表するわね。えーっと……こうなりました」

名雪ファンだから賛成:99票
名雪ファンだけど反対:3票
名雪ファンじゃないけど賛成:108票
名雪ファンじゃないので反対:30票

香里「……とまぁ、こんな感じ」
美汐「このままでは判りにくいので、わかりやすく集計するとですね……。名雪さんのファンの方は実に97%が名雪さんが恋人に賛成、と。これはまぁ当たり前ですが、名雪さんのファンではない方でも、78%がこのカップルに賛成してますね」
栞「そんなこと言う人嫌いですっ!」
あゆ「でも、ボクはお似合いだと思うよっ」
香里「で、名雪本人の感想は?」
名雪「……くーっ」
香里「こら、寝たふりするんじゃないわよ」
名雪「うーっ、やっぱり恥ずかしいよぉ」
祐一「さっさと次だ、次っ!!」
あゆ「あ、祐一くん、照れてるんだ?」
 ぽかっ
あゆ「うぐぅ……、叩かれた……」
祐一「次は、これだっ!」



プール1〜4で、どれが一番好き?


祐一「これは単純に並べてみよう。こうなるわけだ」

プール1:39票(16%)
プール2:46票(19%)
プール3:97票(40%)
プール4:58票(24%)

祐一「見ての通り、プール3が全体の4割の票を集めて一番人気を取ったわけだな」
美汐「こういうものは、やはり新しいものの方が印象が強い分有利だと言われてますが……、プール4よりもプール3の方が人気があるんですね」
佐祐理「はぇ〜。やっぱり、長いからですか?」
香里「それに、プール4になると相沢くんが名雪と付き合ってるから、他の娘のファンは敬遠する傾向があるのかもね」
祐一「さて、最後はやっぱり、これだっ!」



『プール4』で一番美味しかったヒロイン賞


祐一「ま、文字通りの『プール4』のメインヒロインだな」
香里「ちなみに、前回『プール3』のときは、真琴ちゃんがダントツトップで、以下名雪、あゆちゃん、栞、川澄先輩の順だったのよね」
美汐「今回の「該当なし」は13票です」
祐一「で、結果はこの通りだ」

5位 美坂 栞 8票
4位 沢渡真琴 14票
3位 月宮あゆ 18票
2位 川澄 舞 30票

1位 水瀬名雪 157票

名雪「ええっ、わたし? ど、どうしようかな……」
香里「こうまで圧倒的だと、何も言うことはないわねぇ」
美汐「前回圧倒的と言われた真琴でも、全体からみて得票率44%でした。それに比べて今回の水瀬先輩は、実に65%の票を取ってますから」
祐一「それでも、前回の助演女優賞取った天野の得票率74%には及ばなかった、と。それでもすごいじゃないか。よっ、ヒロイン!」
名雪「祐一まで〜。わたし、どうしていいのかわかんないよ……」
香里「ま、今回はこんなところかしらね」
栞「次回は、私、ヒロインの座の奪回を目指しますっ!」
あゆ「……ボク、次回は可哀想なヒロインっていわれないようにがんばるっ!」
祐一「無理だと思うけど」
栞「無理ですよ、きっと」
真琴「無理〜っ」
あゆ「うぐぅ……」
瑞姫「きっと、『プール5』のヒロインは、あ・た・し
香里「それじゃ、そういうことで」

das Ende

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