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Kanon Short Story #13
プールに行こう3 アンケート結果発表(2001年10月10日版)

名雪「……くー」
祐一「寝るなっ!!」
 ぼかっ
名雪「う〜、頭が痛いよ〜」
祐一「いきなり寝るからだっ」
名雪「祐一嫌い〜」
栞「えっと、アンケートの結果発表ですよね?」
あゆ「うん。ボクずっと楽しみにしてたんだ〜」
美汐「前回集計した2000年3月1日現在で、有効投票総数は209票でした。それから2001年10月10日までに投票してくださった15通を加え、有効投票総数224票として、再集計を行いました。投票してくださったみなさま、ありがとうございました」
祐一「さすが天野、おばさんくさいな」
美汐「失礼ですね。物腰が上品だと言ってください」
佐祐理「それじゃ、どれから行きましょうか?」
祐一「どうでもいいことさ。俺はこれからこのどこまでも続く空の下で……」
名雪「どうでもよくないよ〜。これから結果発表するんだから」
祐一「ツッコミも入れずにボケを止めるとは、やるな、名雪」
香里「いいからさっさと進めなさいっ」
祐一「それじゃ、まずはこれからいくか」



最優秀助演女優賞


祐一「って言っても、ほとんど結果見えてるけどな(苦笑)」
栞「この部門にエントリーされたのは、水瀬秋子さん、倉田佐祐理さん、美坂香里お姉ちゃん、天野美汐さんの4名です」
祐一「んじゃ結果発表といくかね」

4位 倉田佐祐理 14票
3位 美坂香里 16票
2位 水瀬秋子 20票
1位 天野美汐 167票

あゆ「それから、該当無しは7票だったよ」
祐一「圧倒的じゃないか天野美汐は」
美汐「恐れ入ります」
真琴「美汐が勝ったの? えっへへ〜、さすが美汐っ」
美汐「真琴……」
栞「でも、本当に圧倒的ですよね。全票のほぼ3/4を持って行ってますし、完勝って言ってもいいんじゃないでしょうか?」
佐祐理「はぇ〜、すごいですね〜」
祐一「やっぱりなんと言っても、真琴、栞、舞、さらにあゆまで全ヒロインの救済に関わったっていうのがポイントアップの原因だな。あとおまけに最後の方で披露した巫女のコスプレにやられたやつも多かったみたいだぞ」
美汐「あれはコスプレじゃありません。失礼ですね」
舞「……佐祐理が負けてる」
佐祐理「あはは〜。佐祐理は目立ってなかったから。それに舞がいてくれたら、佐祐理はそれで幸せですから」
舞「それでいいのなら、ずっといるから」
佐祐理「うん……」
祐一「香里は何か言いたいことあるか?」
香里「別に。あたしは栞が幸せならそれでいいわよ」
栞「お姉ちゃん……」
名雪「お母さんは?」
秋子「……うふふふふ。いいわね、若いって」
名雪「お、お母さん?」
祐一「(小声で)なぁ、名雪。もしかして秋子さん怒ってるのか?」
名雪「(小声で)さぁ。だってお母さんが怒ってるとこなんて見たことないよ」
祐一「……(汗) さて、それじゃ次に行こうっ!」



一番割を食ってしまったヒロイン賞


祐一「まぁ、文字通り一番可哀想だったヒロインだな。原作のKanonと違って『プール3』だと全員ちゃんと生き残ったから、原作とは違う結果になってるわけだ」
香里「ちなみに、該当なし……つまり誰も可哀想じゃないっていうのが、31票あったわ」
美汐「エントリーは、おなじみの5人です」
祐一「それじゃ、一気に発表するかね」

5位 月宮あゆ 12票
4位 沢渡真琴 19票
3位 川澄 舞 23票
2位 美坂 栞 28票

1位 水瀬名雪 111票

祐一「おお、圧倒的に名雪じゃないか。半分の票を持っていったわけだな」
名雪「祐一嫌い〜。ひどいよ〜」
香里「まぁ、名雪の話がラストになるまで全然無かったからね」
祐一「しょうがないだろ? 名雪だけは本人の生命にかかわるような事態が全然なかったんだし」
香里「それに、夜は早く寝てしまうから、夜の話には全然登場してないし」
祐一「『プール3』じゃ他のみんなも水瀬家に居候状態だったから、全然同居の有利性っていうのも無くなったしな」
名雪「もしかして、二人ともひどいこと言ってる?」
香里「でも、名雪はその分、『プール4』以降は相沢くんと付き合ってるじゃないの」
名雪「それはそうだけど……」
香里「それにしても、栞が二番目に来てるのはちょっと問題ありね」
栞「残念です。私、あんなに身体張ってたのに」
祐一「まぁ、
舞「……私は三番目」
佐祐理「あはは〜、真ん中でちょうどいいですよ〜」
舞「佐祐理がそう言うなら、それでいい」
美汐「真琴は四番目なんですね」
真琴「うーん、それっていいことなの?」
美汐「悪くはないでしょう。それだけ目立ってたってことですから」
真琴「えへへ〜。どうだ祐一っ」
祐一「いや、どうだって言われてもなぁ。あゆ、最下位の感想は?」
あゆ「う、うぐぅ。複雑だよ……」
祐一「さぁて、それじゃそろそろお待ちかね、これ、いってみようか」



『プール3』で一番美味しかったヒロイン賞


祐一「ま、文字通りの『プール3』のメインヒロインだな」
美汐「ちなみに「該当なし」が13票です」
祐一「で、結果はこの通りだ」

5位 川澄 舞 11票
4位 美坂 栞 21票
3位 水瀬名雪 40票
2位 月宮あゆ 42票
1位 沢渡真琴 97票

美汐「というわけで、真琴が優勝です」
真琴「えっ? 真琴が一番?」
美汐「はい」
真琴「やったぁ〜っ! 肉まん肉まんっ」
美汐「なんですか、それは?」
真琴「だって、前にてれびでやってたもん。優勝したら肉まん食べほーだいなんでしょ?」
美汐「……そうですね。相沢さん、お願いします」
栞「祐一さんなら、さっきささっと出て行っちゃいましたけど」
真琴「へっ?」
美汐「……相沢さん、逃げましたね」
佐祐理「おめでとうございます〜。ぱちぱちぱち」
香里「まぁ、順当ね」
栞「お姉ちゃん、やっぱり私も尻尾付けた方がいいんでしょうか?」
香里「栞はそのままで十分可愛いわよ」
秋子「名雪とあゆちゃんは2位と3位なのね」
美汐「ちなみに、前回の集計で名雪さんがあゆさんを追い越しましたけれど、今回の再集計であゆさんが再逆転しています」
あゆ「うぐぅ……。やっぱり複雑だよ」
名雪「わたし、カレーも食べられるもん」
あゆ「わぁっ、名雪さん寝惚けてるっ」
舞「……最下位」
佐祐理「大丈夫ですよ〜。佐祐理はどんなときも舞の味方ですから」
舞「うん、大丈夫」
佐祐理「あはは〜」
美汐「え〜、それでは、相沢さんが戻ってこないので、次に行ってしまいましょう。美坂先輩、お願いします」
香里「しょうがないわね。それじゃ次は、……これかぁ。なるほど、相沢くんが逃げるわけだ」



結局祐一と付き合うのは誰?


香里「ま、『プール4』から後では名雪と付き合ってるわけだけど、これはあくまでも『プール3』終了時点での話だしね」
美汐「そういうことです」
香里「ちなみに、エントリーは名雪達、いわゆるヒロイン5人にあたし達いわゆるサブヒロインを含めた合計9人です。それじゃ倉田先輩、お願いしますね」
佐祐理「それじゃ、佐祐理が発表しちゃいますね」

8位 美坂香里 5票

香里「まぁ、順当ね。あたしは別に相沢くんと付き合う気はないし、それに栞の好きな人を取るつもりもないわ」
栞「おっ、お姉ちゃんっ」
名雪「ふわ……。香里は北川くんと仲良いしね〜」
香里「私に北川なんて恋人はいないわ」
北川「美坂〜(泣)」
香里「あら、でもエントリー9人なのに、どうして最下位が8位なの?」
佐祐理「あ、それは同率最下位がもう一人いるからです。というわけで……」

8位 川澄 舞 5票

佐祐理「……って、あ、あれっ? どうして舞なんですかっ!?」
舞「……私、泣いてしまうかもしれない」
佐祐理「だ、大丈夫だよ。佐祐理はいつも一緒にいるから」
舞「うん……」
美汐「まぁ、この辺りは1票入っただけで順位が変わるようなところですから……。それでは次です」

6位 沢渡真琴 6票

真琴「なんでなのようっ!! ヒロインは真琴だったんじゃないのっ!?」
あゆ「うぐぅ……」
真琴「なんなのよう、あゆあゆっ。言いたいことあるなら言いなさいようっ!」
あゆ「えっと……、な、なんでもない」
栞「きっとそれは、その……」
舞「こんこんきつねさん」
栞「だからですよ、きっと」
真琴「ええーっ? あう〜っ、美汐〜っ」
美汐「世間の目は冷たいものです」
佐祐理「ちなみに8位の次が6位なのでおわかりの通り、6位はもう一人いるんですよ。……ええっ?」
香里「今度はどうしたんですか?」
佐祐理「えっと……」

6位 倉田佐祐理 6票

佐祐理「あはは〜」
舞「……」
佐祐理「あは……。ごめんなさい、舞」
舞「……気にしてないから」
佐祐理「でも……」
舞「……」
香里「あ〜、えっと、それじゃ次に行きます。……って、何よこれはっ!!」

5位 美坂 栞 8票

栞「えっ?」
香里「どうして栞がこんな順位なわけ? あたしは納得いかないわね」
栞「……私、多分こんな順位じゃ嫌です」
香里「栞、こんな結果信じたら駄目よ」
栞「そうですよね……。ううっ、えぅ〜」
香里「大丈夫よ、栞。さて、4位は……」

4位 天野美汐 9票

栞「えぅ〜〜〜。天野さんひどいです〜」
香里「前回は栞と同着だったのにね……。よしよし」
栞「ふぇぇ〜、お姉ちゃぁん」
美汐「……私は相沢さんと付き合うつもりはないのですが」
真琴「それならどうして美汐がこんなところなのようっ!!」
美汐「私にもよくわからないです」
真琴「浮気者〜っ!!」
美汐「真琴、それは使い方が違います」
香里「……はぁ。もういいわ。次に行くわよ」

3位 水瀬秋子 14票

香里「……って、なんで秋子さん?」
秋子「あらまぁ。私もまだまだ捨てたものじゃないわね」
名雪「お母さん、祐一取っちゃだめだよ〜」
秋子「はいはい」
あゆ「うぐぅ……」
栞「……秋子さんに負けてる私達って一体……」
真琴「あうーっ」
舞「……はちみつくまさん」
香里「コメントはしないでおくわ。次!」

2位 月宮あゆ 26票

あゆ「えっ、ボク? うぐぅ、恥ずかしいよ〜」
香里「……ま、いいか」
秋子「よかったわね、あゆちゃん」
あゆ「えへへ〜」
秋子「それじゃ、さっさと残りやるわね」

1位 水瀬名雪 45票

名雪「……くー」
香里「あ、本人寝てるわ。それじゃそういうことで終わりね」
佐祐理「あはは〜、いいんでしょうか?」
香里「いいんです」
北川「いいわけあるかぁっ!!」
香里「あら、どうしたの?」
北川「一番重要な結果発表をまだしてないじゃないかっ!」
香里「一番重要な? これで全部やったんじゃなかったかしら?」
北川「まだだっ! 俺と美坂が付き合っていいかどうかっていうあれだっ!」
香里「……それじゃそういうことで」
北川「帰るなっ!」
香里「……はぁ。天野さん、お願い」
美汐「OKが121票、だめが103票です。パーセンテージで言えば54%がOKですね」
北川「それじゃオッケイってことだな美坂っ! やったぜ俺様っ!」
香里「違うわよ。ほぼ半々じゃない」
北川「それでもOKが上回ったことには間違いないっ。ありがとうみんなっ、俺と美坂は幸せになってみせる……」
香里「目からびぃむ」
 ちゅどぉぉぉん
香里「それじゃ、そういうことで」
あゆ「うぐぅ……、香里さん怖い……」
栞「うふふっ、あれって照れてるだけですよっ」

das Ende

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