題名:あんどろ
第二話「兄弟ってなに?」
時代は、22世紀の前半。ここにあるさえない男がいた名前を”松戸調事”(まつとちょうじ)。
この男見た目はあまりさえないが、ある一つのことについては一目置かれる存在だった。それは、人工知能の開発。
彼は誰よりも早く(第一話参照)研究をし、苦労した結果自分だけのアンドロイド「知恵」を作り上げた・・・・
これはそんな松戸調事と知恵以外をなるべく登場させないようにして書いた小説です・・
・・・それにしても藤井のやつ、シリコンなんて変なものを入れるなよなぁ、修復するこっちの気にもなってくれって・・
・・・でも、修復より作成の方が難しいよな、ということは、やっぱり藤井の方が俺より向いていたんじゃないのか・・・
でも、あいつの場合は動機が不純だからなぁ。アンドロイドをペット程度に考えているからなぁ
俺的にはアンドロイドは(人工知能搭載)友達だしなぁ、その辺がおれと藤井の違いだな。
そういえば、いつかは知恵をみんなに紹介しなくちゃなんないなぁ・・・
俺はそんなことを思いながら知恵を修復していた・・・
「ちょっと調事!あんた蘭の分のおやつ食べたでしょ!ちょっと降りてきなさい!」
「え?」
あれ?
俺未だ食べてないのに・・・おかしいなぁ・・・
俺は不思議に思いながらも作業小屋(屋根裏部屋)を後にした
「ねぇちゃん俺未だ食べてないぞ、勝手に犯人にしないでくれ。」
「なにいってんの!あんた以外いないでしょ!それにさっき、アンドロイドがどうとかこうとか言っていたし、そのアンドロイドにでも食べさせたんでしょ!
今謝ればコーラスのショートケーキで我慢するから、早く謝りなさい。」
「だからおれじゃ・・・」
「うるさい!つべこべ言わずにコーラス言ってケーキ買ってきなさい!」
「・・・・・・」
ねぇちゃんは一度切れると人の話なんて木っ端も聞かない、それどころか他人の迷惑顧みず、やりたい放題荒らしまくり
親でも止められないくらいになる。
俺は渋々近所のうまいケーキ屋”コーラス”に向かった。
「くそ!何で俺がコーラスにケーキ買いに行かなくちゃいけないんだよ・・腹立つなぁ」
しばらくとぼとぼ歩いていると、前方に見知った後ろ姿を発見した・・
あれ?あそこにいるのは
「お〜い、蘭!」
「あれぇ、兄さんどうしたの?」
「いやさ、ねぇちゃんの機嫌が悪くてさ、コーラスにケーキを買いにいけって命令されて仕方なくコーラスに行くところ、そういう蘭はどこ行くんだ?」
「これから帰るところだよ。ほらちゃんと知恵ちゃんの分の下着も買ってきたし・・」
蘭は少しからかうように上目遣いで俺をみた・・・
「な、何だ、その目は・・・いいじゃないか、自分の作ったアンドロイドに名前を付けても、Dらえもんだってただの猫型ロボットなのに名前が付いてるし、
メイド型のロボットにだって”みそっかす”って名前がついてるだろ?だからアンドロイドにも名前があってもいいの!わかるか?」
「はいはい、それにしてもコーラスにいくんだぁ・・・・いいなぁ、あそこの”ロシアン・ダ・アレーズ・II”おいしぃんだよねぇ・・」
「・・・・・それは、買えということかい?蘭ちゃん?」
「うん!買えってこと!・・知恵の下着を買ってきてあげたのは誰かなぁ?」
兄弟はこれだからいやだ!金を出したのは俺じゃないか!なのに、自分が買ってきてやったみたいな言い方をしやがる!
・・・でも、ついでだからいいか。
「・・・しかたない、でも一つだけだぞ。」
「わ〜い、持つべきものはよき兄かな、ありがとう兄さん!」
そういうと、蘭は俺の腕をとって小走りに駆けだした
・・・・しかし、3年間テニスで鍛えた蘭の走りについていけるはずもなく
俺 はまるで犬に散歩させられている飼い主のように情けない声を出していた・・・
「はぁはぁ、ん・・・・ま・て・そっ・そんなに・急がなくても・・・」
「はい!到着!早く中に入ろうよ!」
「・・・・・・・・・」(ハァハァ)
(いらっしゃいませ〜!)
「すっすいません・・・ハァハァ」
「え〜と、”ロシアン・ダ・アレーズ・II”1つと、”ショートケーキ”1つと、”コーラスワラ”1つ、それと・・・・兄さんはなに?」
「ちょ・・・ング・・”ちょこしゅ〜☆ちょこっと”2つ・・・」
(ハイかしこまりました、五点合計で1400円になります☆)
俺は息も絶え絶えに20世紀最大の汚点”二千円札”で支払う事にした
絵柄こそ変わってしまったが未だに残っている。
ちなみにお金は硬貨が100円玉、500円玉だけになり札が千円札、二千円札、五千円札、一万円札
そしてテレビでしか見たことのない一万二千五百円札、これはかなり使いづらい。何でも地球連合が出来た記念だかで発行された札らしいのだが
通貨が設定されていないがために消費税とか地方税とか税金の関係でこうなったという意味不明なお札なのである。
そして、一円や十円といった中途半端な硬貨はすべて偽善団体を通じて、未だ貧困にあえぐ国に募金されているそうだ・・・
ま、そんなことより俺は二千円札で会計を済ませるとゆっくりと家路についた・・
「「ただいま〜☆」」
「あら、蘭も帰ってきたの?調事あんた蘭の分と母さんの分買ってきたかい?」
「あぁ、蘭とはコーラスに行く前にあったから・・・」
「・・・なんか、調事やつれてるわよ。大丈夫?」
「兄さんは普段運動しないで怪しいおもちゃで遊んでるから少し駆け足しただけで体が悲鳴を上げるのよねぇ?」
「そっそんなことは・・・・ない・・」
「どうでもいいけど、ケーキが食べたいんだけど!」
「(くそ!誰が買ってきてやったと思ってるんだ!)」
「あぁ?何?なんか文句あるならはっきりいいな!相手になるよ!」
「いやぁ、文句なんて滅相もない・・・・それよりケーキ食べようケーキ。」
「わぁ〜い、ケーキケーキ!」
「えぇと、ロシアン・ダ・アレーズ・IIとショートケーキとコーラスワラそれに・・・ちょこしゅ〜☆ちょこっと??誰が食べるのよ!」
「・・・・・俺・・・・」
「馬鹿か?あんたは・・・高校生にもなってシュークリームかい?全く・・・」
「それはそうとして、ロシアン・ダ・アレーズは蘭の!そして、コーラスワラはお母さんので、ショートケーキはお姉ちゃんのだから。はいお姉ちゃん☆」
「あら、蘭ありがとう。かわいい妹を持って私は幸せだわ!それに比べてこの弟ときたら気は利かないし、変なおもちゃに夢中になっているし・・・全く・・・」
「変なおもちゃっていうなよ、あれは今までにないアンドロイドなんだから・・」
「はいはい、負け惜しみはそれぐらいにして・・・それにしても聞いてよ蘭!ダーリンたらね、私が少し待ち合わせに遅れたからって・・・・」
(おっと、これから女だけの愚痴暴露大会になりそうだから早めに退散しよう・・・)
「調事!」
「あ?」
「あんまりおもちゃで遊びすぎるんじゃないよ☆」
「う、うるせぇ!おもちゃじゃない!アンドロイドだ!」
(全く俺の研究をただの遊び程度にしかみてないんだから・・)
俺は知恵の分のちょこしゅ〜を持つと作業小屋へと向かった・・・
「知恵いい子にしてたかい?」
「うん、ちえいい子にしていたよ」
「いいこの知恵ちゃんにはお土産がありま〜す。」
「わ〜い、なにかなぁ?」
「はい!これ!」
「・・・・・・しゅ〜くりぃむ?・・・」
「そうだよ☆よくわかったねぇ。」
「これでやってたの・・・。」
知恵はテレビを指さした
「この箱はねテレビっていうんだよ」
「てれび?」
「そして、これはちょこしゅ〜て言うんだ」
「ちょこしゅ〜・・・おいしいの?」
「もちろんさ、ほら食べてごらん。」
「うん。」
(パクッ、モグ、モグ)
「どうだいおいしいかい?」
「・・・うん・・・あまい?」
「そう、これは甘いものだよ」
「あまい☆あまい!ちえ、あまいのおいしい!」
「そうか、甘いのおいしいか。」
(ぱくぱく、もぐもぐ)
「ほら、知恵お口の周りにチョコがたくさんついてるよ。」
「ん?・・・ほんとだぁ☆」
知恵は近くにあった鏡を見ながら、器用に舌で舐めとろうとしていた・・・
「あぁ〜、だめだよ知恵!そういうときはきちんとティッシュで拭かなきゃ・・」
「でも、あまくておいしいのに・・・」
「駄目!お行儀が悪いからね。わかるかい?」
「うん、わかった・・」
そういうと、知恵はティッシュで口の周りを拭いた・・・そして、拭いたティッシュを惜しそうに眺めて
口にチョコが付かないように試行錯誤しながら、また食べ出した。
(う〜ん☆やっぱりこうやって誰かと一緒にいるって言うのは結構いいものだなぁ)
コンコン!
(あれ?だれだろ?)
「はい?なに?」
ガチャ
「調事、あんた晩ご飯なに食べたいの?今日母さん遅くなるらしいから私が・・・」
「ちえはねぇ、ちょこしゅ〜がいいの」
「☆?!・・・☆!?・・・なにこの娘?」
「あ、これがね俺の開発したアンドロイドの知恵・・・」
「蘭!蘭!蘭!調事がとうとうおもちゃだけじゃ飽きたらづに、小さな女の子にて出したよ!ちょっとおいで!」
「・・・・っえ、なになに?誘拐?拉致?監禁?ラバースーツとかきてるの?」
「何の話をしてるのよ!あぁ、とうとううちから犯罪者が一人でてしまうのね・・・これで、私は一生独り身で終わるんだわ・・・
犯罪者の家族と言うだけで世間からは・・」
「・・・あれ?もしかして知恵ちゃんじゃない?」
「・・っえ、知恵ちゃんって・・調事!あんた蘭の友達に手を出したの?あぁ、これでご近所には”あそのこには家族の友達に手を出すようなやつがいる”
なぁんてうわさが広まって、家に帰るたびに近所の人の冷たい視線が・・・・」
「だからお姉ちゃん、これは兄さんが作ったアンドロイドの知恵ちゃんなんだって。」
「えっ?これがアンドロイドなの?だって・・・どう見ても人間じゃない!?」
「そうだよねぇ?兄さん?」
「・・ハイ☆その通り!だから言ったでしょ、今までにないアンドロイドだって!」
「へぇ〜・・この娘がアンドロイドだなんてねぇ・・・」
「すごいでしょ?俺が精魂込めて一から作ったんだから!」
「ふ〜ん・・で、この娘ご飯は食べるの?それともガソリンかなんか?」
「知恵はご飯を食べることもできるアンドロイドなのです!」
「へぇ・・・でも・・・・これで、食費が一人分増えたわねぇ・・・」
「あ゛そういわれれば・・・・」
「兄さんの馬鹿」
「・・・ところで調事?その娘何歳なの?」
「今日生まれた(起動した)から0歳かなぁ?」
「・・・その体型で0歳はないでしょ・・・」
「そうだよ、小学生ぐらいがいいんじゃい?蘭の5歳年下の妹ってことで。」
「そうね、その体型なら小学4年生ぐらいが妥当ね。これで私にもピー歳年下の妹がひとり出来たことになるわね。」
「ピー歳って、ねぇちゃんが今・・」
「おだまり!何歳年下でもいいの!とりあえず・・・・今日から、姉妹が一人増えたわけだし、お祝いに
腕によりをかけて今日はごちそうにしましょうか?」
「やった☆そうしたら蘭も手伝う!」
蘭とねぇちゃんは二人で一階に向かっていった・・・
(なんかうまくはぐらかされたような感じはするが、まぁいい・・・)
「ちょうじ?」
「なんだい?知恵?」
「姉妹ってなに?」
「えっ?姉妹っていうのはねぇ・・・・・」
「姉妹って言うのは・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
(なんて言えばいいんだろう・・・辞典とかなら”同じ親から産まれた子供たち”なんて説明なんだろうけど、知恵は俺が作ったわけだし・・・・)
「・・そうだ!知恵、姉妹って言うのはね同じ家に住んでいる子供のことなんだよ。」
「・・・・??」
「まだ難しかったかな。」
「ちえ、よくわかんない。」
「そうだね、もう少ししたらわかるようになるよ。」
「うん。」
説明をされたがよく理解できなかった知恵の頭の上にはしばらくの間”?”マークが飛んでいたように見えた。
母さんが帰ってきてから、知恵を居間につれていき新しい家族として紹介した。
「えぇ〜、これから皆様には新しい家族を紹介したいと思います。」
「あらまぁ、いつのまにふえたのかしらねぇ?蘭ちゃん?」
「お母さんきっと驚くわよ。」
「そうよ☆だって私も驚いたもの。」
「それでは、新しい家族の・・・」
「ちえです。」
「あらあら、かわいらしい娘ねぇ・・・で、どこのお子さん?」
「・・・母さん、そうじゃなくて俺が作ったの。」
「あら、どこのお嬢さんとの間の子?」
「だから、そうじゃなくて・・・」
「あのね、お母さん。これは兄さんが作ったアンドロイドなの。」
「あら、そうなの?瑠音ちゃん?」
「そうなの、いつもおもちゃをいじっているのかと思ったら・・・」
「それにしても、その娘かわいいわねぇ・・・ほら知恵ちゃんこっちにいらっしゃい」
知恵は、さっきから俺の後ろに隠れてばかりいた・・・・
「ほら、知恵いっといで。」
「うん。」
(タッタッタッタ)(歩)
「よしよし、いい娘ね☆もうナデナデしちゃいたい☆」
(ナデナデ☆)
「・・・・」(喜)
「知恵ちゃんうれしそう。」
「うん。ちえ、このひとすき☆」
「知恵ちゃん、私は”璃那(リナ)”よ☆」
「りな?・・・お母さんじゃないの」
「知恵、お母さんの名前は璃那なんだよ。でも、僕らはお母さんって呼ぶんだ。」
「?どうして。」
「それは・・・。」
「知恵ちゃん、それは私が瑠音ちゃんも調事ちゃんも蘭ちゃんも作ったからよ。」
「そうなの?」
「まぁ、そういうことになるか・・・」
「じゃ、ちょうじはちえおかあさんなの?」
「・・・・・」
「おかあさんなの?」
「う〜ん・・・母さんこういうときはなんて言えば・・・」
「知恵ちゃん、調事はあなたのお兄ちゃんよ☆」
「おにいちゃんって?」
「知恵お兄ちゃんって言うのは兄妹のことだよ。」
「ふ〜ん。」
「・・それでは改めて紹介をします。知恵、ちゃんときいててね☆では、最初に・・」
「知恵ちゃん、私があなたのお母さんの璃那よ、ままって呼んでもいいわよ。」
「おかあさん・・・りな・・・まま・・・」
「次は・・・」
「私があなたのお姉さんの瑠音、お姉ちゃんって呼んで☆」
「おねえさん・・・・るね・・・・おねぇちゃん・・・」
「そして・・・」
「ちえちゃ〜ん、お姉ちゃんの蘭だよ☆よろしくね!」
「おねえちゃん・・・・らん・・・」
「んでもって俺がお兄ちゃんの調事だ。」
「おにいちゃん・・・・ちょうじ・・」
「わかったかい?知恵。」
「・・・うん!・・・わたしは、いもうとのちえです。」
「あらよくできたわね、ホントに知恵ちゃんかわいいんだから☆」
(ナデナデ)
「・・・・・」(喜)
「さてと、飯にしようか」
「そうしよう、蘭おなか減った」
「今日は、私と蘭で作った料理よ!おいしいんだから☆」
「では・・・」
「「いただきま〜す☆」」
(モグモグ、パクパク)
「瑠音ちゃん、蘭ちゃん、おいしい料理が作れるようになったわね。」
「ホント、うまい☆」
「ちえも、これおいしい。」
「えへへ〜、それほどでも〜。」
「ま、私が作ったんだから当然かな。蘭も手伝ってくれたし。」
「知恵ね、これおいしいの。」
「あそれは、唐揚げって言うんだよ。」
「からあげ?・・・ちえ、からあげおいしい。」
「あら知恵ちゃんの好物は唐揚げなの、ほらもっとおあがんなさい。」
「まま、ありがとう。」
「知恵ちゃん、これも食べてみて!これは蘭が作ったんだよ☆」
「これは?」
「蘭特製ポテサラだよ☆」
「ぽてさら?」
「そう、”ポテトサラダ”縮めて”ポテサラ”☆」
「ぽてとさらだ・・」
「それより、姉さんの作った”三色ご飯”たべてみて!」
「さんしょくごはん?」
「そう三色、ご飯の上に茶色(そぼろ)と緑(ほうれん草)と黄色(卵)があるでしょ、だから三色ご飯なのよ☆」
「きれい。」
我が家の食卓はいつになく活気に満ちていた、知恵という家族をみんながこころよく受け入れてくれたおかげだろう。
知恵自身も優しい家族に囲まれて幸せそうに見えるし・・・おれは、このまま知恵が人間として生きていってくれればそれでいいと思った。
食事が終わり、楽しくはなしていると時計はもうよるの11時を指していた。
「ふぁ〜ぁ、蘭、明日学校だからもう寝るね。」
「そうね、私も明日ダーリンのところにいこうかと思ってるからねるわ。」
「もう寝ましょうか、お母さんも明日朝早いし。知恵ちゃんお休みなさぁ〜い。」
「みなさんおやすみなさい。」
「ところで調事ちゃん?知恵ちゃんはどこで寝るの?」
「俺の部屋でメンテしてから、ねせるよ。」
「そう、知恵ちゃん☆今度、ままと一緒に寝ましょうね☆」
「うん☆」
「じゃおやすみ。」
「「おやすみなさい。」」
俺と知恵はいつもの作業小屋ではなく、俺の寝室に向かった。
「知恵、今日からここが君の寝るところだよ。」
「わかった。」
「そうしたら寝ようか。」
「うん。」
そういうと、知恵はバックアップモードになった。
俺は、知恵の首についている隠しコネクタに、バックアップ端末をつけて情報のバックアップをとった。
(しばらくしたら、このバックアップモードも切ってもいいなぁ)
というより、必要なくなるだろうと俺は思った。
そうして、バックアップを取り終えると、知恵のモードをスリープモードに切り替えて、部屋の目覚まし時計を7時30分にセットして寝ることにした。
「知恵・・・お休み・・・。」
あたりに静寂が立ちこめた・・・・・
===========次回に続く==============
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